とうとうこんな年になりました。
「実家終い」
小学校入学を機に四つ木から
実家のある西水元へ引っ越した。
慣れ親しんだ実家だが、実は
高校3年までしか住んでいない。
18歳で1人暮らし始めたからだ。
実家から少し離れたところに
1階仕事場2階居住エリアの家に
親父の婆ちゃんが住んでいた。
だが婆ちゃんが他界して数年が経ち
ネズミの住処となっていた為
そこに住むことにした。
理由は大学でアメフトしていて
洗濯もあるしバイトもあるし
帰り時間、飯など不規則だったので
迷惑かけたくなかったので。
大学卒業し社会人3年目の正月
突然の悲劇は起きた。
実家が火事で燃えた。
当時、携帯電話も無かったが
入電方法は同級生のおばさんから
親戚の家に電話が来て知った。
「家が燃えていると。」
1月2日、隣の家からの貰い火だった。
年末年始は茨城に居た為、家族全員
火災に巻き込まれる事は無かった。
左が火元、右が当時の実家
実家には屋上があった為
消防隊は1階の窓ガラスを割り
屋上から放水したようだ。
その影響で実家の中は煙は勿論
どこもかしこも水浸し。
最悪の事はさらに続く。
出火元の家はどうやら保険金目当ての
放火だったようだ。
※当時分からずのちに判明
2年後、新しい家に生まれ変わった。
そこには俺の部屋は無い。
思い出こそない実家だが、
家を壊すとなると何かムズイ。
解体は1か月ほどで終わった。
何とも言えんが、
これで実家を守る使命は終わった。
では、では。